アフラック生命保険株式会社より2022年に発売をされた「がん保険WINGS」について、その強みと弱みを踏まえたうえで徹底解説します!
・がん保険に入ろうか迷っている
・アフラックのがん保険に入っているが、見直そうか迷っている
・がん保険と言えばアフラック、最新の保障内容を知りたい
このような疑問や悩みを解消できるような記事になっております。
やはりがん保険と言えばアフラック、同社の保障内容を基に他社のものと比較検討するのが望ましいのかなと思います。
がん保険WINGSの内容について
保障内容(主契約・特約)
がん保険WINGSは主契約と特約(必須特約+オプション特約)から成り立っています。
主契約
・診断給付金
・入院給付金
・通院給付金
特約
・がん治療保障特約
・特定診断特約
・診断給付金複数回支払特約
・特定治療給付金特約(がんゲノムプロファイリング検査給付金・特定保険外診療給付金)
・がん要精検後精密検査保障特約
・先進医療・患者申出療養特約
・外見ケア特約
・特定保険料払込免除特約
※太字は付加必須の保障となります。
他特約に関しては、皆さまのご要望に沿って付け外しが可能となっています。
がん罹患経験者向け保険料率(経験者保険料率)について
アフラックでは従来、「寄りそうDays」というがん罹患経験者向け商品を発売していました。
しかし、がん保険WINGSに<経験者保険料率>を新設することで、過去にがん罹患の経験がある方にも、それ以外の方々とほとんど同じ保障内容のがん保険を案内できるようになりました。
月々の保険料はどのくらい?
月々の保険料例はアフラックのホームページに掲載されていますので、こちらを引用します。
アフラック<公式>がん保険 資料請求ページ (aflac.co.jp)
保障が充実している分、保険料は少しお高めの設定になっている印象ですね。
がん保険WINGSの強み
続いてここからがん保険WINGSの強みについてご紹介します。
複数ありますが、筆者の独断と偏見によって2つにまとめさせていただいております。
付け外し可能な特約により保障の幅を広げられる
がん保険WINGSでは、基本となるがん治療保障特約(手術・放射線治療・抗がん(ホルモン)剤・緩和療養)にて治療に対しての保障があることに併せて、保険適用外治療に50万円という一時金にて保障を備えられる「特定治療給付金特約」、健康診断にてがんの要精密検査となった後に精密検査を受けた場合、給付金を受けられる「がん要精検後精密検査保障特約」というような、通常治療以外のリスクにも備えられる保障を特約にて追加することができます。
特に「がん要精検後精密検査保障特約」は、がん検査に対しての保障という他社には見られない保障となっています。
検査→診断→治療→その後までがんにかかる全ての段階のリスクに備えていただきたいというアフラックの思いを感じ取ることができる特約ですね!
よりそうがん相談サポート
アフラックのがん保険WINGSには、サービスとして「よりそうがん相談サポート」が無料で付帯されています。
このよりそうがんサポートは、アフラックホームページにて以下のようなサービスだと定義されています。
「アフラックのよりそうがん相談サポート」は、がんかもしれないと思ったときから、がんの治療・療養中、治療後の日常生活への復帰まで、あらゆる場面でがん保険の被保険者様のがんに関するお悩みやお困りごとを、お電話やチャットで専門の相談員(よりそうがん相談サポーター)へご相談いただけるサービスです。
アフラックのよりそうがん相談サポート|保険・生命保険はアフラック (aflac.co.jp)
あらゆる場面でのお悩みやお困りごとを相談できるとありますが、具体的には治療や経済的な面での相談はもちろん、治療後の食生活についての相談などを電話もしくはチャットにて行うことができます。
さらに相談先のサポーターは、がん患者様の相談支援経験のある看護師・社会福祉士等のメンバーで構成されており、サービスレベルも担保されていると言えます。
さらにこちらのサービスは、被保険者のみならず、被保険者のご家族も利用することができます。
(被保険者本人のがんに関する相談に限る)
がんという病気は経済的に影響を与えるのはもちろん、患者本人とその家族の精神的な面でも大きな影響を与える病気です。
このようながん患者支援のプロにいつでも相談ができるというのはがん保険WINGSの最大の強みといっても過言ではないのでしょうか。
がん保険WINGSの弱み
ここからはアフラックのがん保険WINGSの弱みについて、2点挙げさせていただきます。
上皮内新生物の保障が一部薄い
上皮内新生物とは一体何なのでしょうか。
ライフネット生命のホームページでは以下のように記載されています。
上皮内新生物とは「がん」の一種で、がんのうち腫瘍が上皮内に留まっているもののことを言います。
上皮内新生物とがん(悪性新生物)の違い、種類を解説|ライフネット生命保険 (lifenet-seimei.co.jp)
上皮内新生物の状態では、周囲の臓器に腫瘍が広がってしまう浸潤や転移は見られません。
つまり早期に切除をすることができれば、再発の可能性は限りなく低くなります。
アフラックのがん保険WINGSでは、上皮内新生物においても保障の対象にはなっていますが、上皮内新生物の場合「診断給付金」の支払いが保障額の10%となっています。
恐らく、上皮内新生物は悪性新生物と比較し治療にかかる費用が少なくなる傾向があることから、保障額を抑えているのだろうと考えられますが、他社では上皮内新生物でも100%の支払いをしていることを考えると、がん保険WINGSの一つの弱みとなってしまっています。
保険料払込免除の条件が厳しい
アフラックのがん保険WINGSには、「保険料払込免除特約(がんと診断され所定の状態に該当した場合、以降の保険料払込を免除する特約)」を付加することができます。
しかし、保険料払込免除となるためには、がんと診断確定されることに併せて以下のような条件が付されています。
つぎのいずれかに該当したとき保険料のお払い込みが免除されます。(<特定保険料払込免除特約>を付加した場合)
初めて「がん」と診断確定された月の初日から2年以内につぎの(a)および(b)の合計日数が30日に達したとき
(a)「がん」の治療を目的とする入院の入院日数
(b)「がん」の治療を目的とする所定の通院*の通院日数
初めて「がん」と診断確定された月の初日から2年以上経過後に、つぎの(a)および(b)に該当したとき
(a)「がん」と診断確定されていること
(b)「がん」の治療を目的とする入院または所定の通院*をしていること
- *つぎのいずれかの通院をいいます(ホルモン剤治療のための通院は含みません)。
「生きる」を創るがん保険 WINGS:Q&A|保険・生命保険はアフラック (aflac.co.jp)
- ・手術のための通院
- ・放射線治療のための通院(電磁波温熱療法を含む)
- ・抗がん剤治療のための通院(経口投与によるものを除く)
つまり、
①がんの治療のための入院・通院日数が計30日に達する
②がんの診断確定後2年以上経過後もがんと診断されている
このどちらかに該当することが必要となります。
さらに、上皮内新生物は本特約の対象外となります。
この世には上皮内新生物と診断確定を受けた段階で保険料払込免除となるがん保険も存在しますので、この条件に関しても一つ弱みになってくるかと思います。
まとめ
ここまでアフラックのがん保険WINGSの内容から強みと弱みの解説を行ってきました。
支払条件において、一部弱みはあるものの、よりそうがん相談サポートをはじめ各種特約等の保障の厚さはやはりアフラックの魅力なのかなと感じます。
どの会社のがん保険がベストなのかはその人次第にはなってきますが、
- 多少高くても安心できる保障が欲しい
という方にはアフラックのがん保険WINGSはおすすめできるかと思います。
またこのがん保険WINGSと、他社の商品を比較するような記事を発信できればと考えておりますので、更新をお楽しみにお待ちいただければ幸いです。
ありがとうございました!
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